製造業(といっても幅広いですが…)に従事している人なら馴染み深い「ものづくり」という言葉。これ実は大和言葉なんですって!
そもそも大和言葉って何??? と思われる人もいると思いますが、皆大好きウィキペディア先生によると、
古くは和歌や雅語、女房言葉のことを意味したが、現在ではもっぱら日本語の語種の一つであり漢語や外来語に対する日本の固有語を指す。飛鳥時代頃まで大和国や大和飛鳥を中心に話されていたと思われる。
ということのようです。
つまりは日本古来の大昔から使われていた独自の言葉ということですね。
頻繁に使われるようになったのは最近
“ものづくり”は昔からある言葉なのですが、頻繁に使用されるようになったのはごく最近のこと。
1990年代後半に日本の自動車産業が活発になると、製造業は従来までの危険できつくて汚いというイメージではなく、高い精神性と技術力が必要であるということを認知させるために”ものづくり”という言葉が盛んに使われるようになったのだとか。
確かにひらがなの大和言葉を使用することによって、作り手のこだわりや信念というものが伝わってくるような気がします。
1993年 ものづくり基盤技術振興基本法が交付
製造業を日本経済の基幹産業と位置付け、製造業の育成強化や熟練技能者の地位向上を目的として、1993年にはものづくり基盤技術振興基本法が交付されました。
単純作業には使用されない!?
“ものづくり”という言葉は単純作業にはあまり使用されることはありません。大量生産であっても高度な技術を要するものや、長年の経験によって培われた技術に対し、ものづくりという言葉は使用されます。
埼玉県にはものつくり大学がある
埼玉県には「ものつくり大学」という名前の大学があるそうです!!!気を付けるべきポイントは「づ」ではなく「つ」ということ。
どんな学校なのかと思って調べてみると(ウィキペディアで…)、
「机上の理論教育に偏重しがちだった大学工学教育に一石を投じ、ものつくりの基本に立ち返ってものづくりの実務現場で活躍するスペシャリストの養成を推進するために作られた大学」
だそうです。
学部には「電気電子・ロボットコース」「都市・建築コース」「情報マネジメントコース」などがあるようです。
最後に
まさに”ものづくり”は日本人の精神を表現するのにぴったりな言葉ではないでしょうか。普段製造業に携わっていない人でも、誰しもが心の中にものづくりの精神があると思います。
ものづくりの精神で理想的な社会を築き上げてきたわけですから、これからもその精神を大切にしていきたいものですね。
最後の最後に
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