細い山道へ入り、林を抜け、竹林を抜けた先に、職人の工房がある。盆、額、卓、碗をはじめ、酒器、盛器、テーブルや棚、椅子や仏壇まで。余計な彩色や彫刻は一切入れないシンプルかつ重厚な作品が並ぶ、ギャラリー杜。裏千家の師範だった職人の母の影響から、香合やタバコ盆といった茶道具も創られている。

 

学生時代は上京して、プロのジャズミュージシャンを目指していたことも。当時ウッドベースを愛用していたことから、知らず知らずのうちに木に魅了されていき、自分でテーブルなどの木工作品を作るように。その後、地元熊本へ戻り、本格的に職業訓練校で木工の基礎を身につけ、他の木工家のもとを訪ねては見聞きしながら技を習得してゆき、じりじりとこの道にのめり込んでいく。
そして、独自の美意識と試行錯誤の末、現在の作風にたどり着く。最も得意とするのは、形を刳り抜き自由に造形していく「刳物(くりもの)」や部品同士を組んでいく「指物(さしもの)」。全国を歩いて吟味した30種超の木材と独学で得た漆の技を駆使して、存在感のある木工芸の美を追究している。

 

甲斐さんの作品の特長は、余計な彩色や彫刻、装飾を一切加えないところにある。木が持つ本来の個性や特性を生かしながら、それでいてシンプルなデザイン。さらに、ここに漆が加わることで、独特な質感と艶を与え、重厚で特別な”美”を生み出している。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

独学で得た漆の技術を用いた器たち。漆器は特別な日にしか使わない家庭も多いですが、漆は使い込むことで強くなり、艶も増していきます。朽ちてゆくのではなく、使って育てる器として、日々の暮らしに役立て、永くご愛用いただけましたら幸いです。

 

【あらゆる小料理に】
和モダンを取り入れた、落ち着いた佇まいの小皿。お客様をおもてなしするときの、特別な小皿としていかがでしょうか。若干曲線にしてあるため、多少の汁気も問題ありません。
【茶碗や汁碗、多目的に】
白の天然漆によって、独特の色味を表現した器。汁椀としてはもちろんのこと、サラダやおかずのお皿としても◎。木は熱を伝わらせにくいため、熱い料理でも、冷たい料理でも、目的に合わせてお使いいただけます。
【一品料理や、小鉢に】
黒と白の漆を使い分けることで、より和モダンの雰囲気へ。最初の小皿に比べ、四角の反りを大きくしてあるため、底が深くなっています。おひたしや冷奴などの一品料理を盛り付けるの小鉢としても、最適です。
【茶托、お茶うけに】
六角形に切り出した、特別な茶托。各面に光が差すと、漆が反射し、とても美しいです。またそれぞれが持つ個性的な木目も、大きな魅力の一つ。

This is a demo store for testing purposes — no orders shall be fulfilled. Dismiss