日本人は世界的に見ても、出っ歯の多い民族だといわれています。

太平洋戦争中にアメリカで作成された、戦闘意識をあおるプロパガンダ用のポスターに描かれた日本人も、出っ歯にめがねという格好です。

また、日本の漫画やアニメのキャラクターにも、出っ歯の人物が描かれていることがありますよね。

というわけで、今回は日本人と出っ歯について、ご紹介していきます。

日本人と出っ歯の歴史

なぜ日本人は出っ歯が多い

日本人に出っ歯が多いとされるのは、生活習慣などの後天的なものではなく、民族的な部分に影響するところが大きい。

アジア人に多いとされる人種、南蒙古人種は出っ歯の傾向があるとされています。そして、日本人は民族的に南蒙古人種の影響を多分に受けているとされるため、比較的出っ歯が多い民族となったわけです。

出っ歯はDNAに刻まれた、遺伝的なものなんですね。

時代によって変わる出っ歯率

約1万6,500年前から約3,000年前の日本列島に住んでいた縄文人には、出っ歯は全然いなかったとされています。
それは後に登場する弥生人とは口のつくりが違っていたためです。

弥生時代から出っ歯率が増えたのは、朝鮮半島や中国からやってきた渡来人が関係しているのでしょうか。
日本人のルーツについては、こちらの「日本人のルーツが判明!遺伝子的には縄文人?朝鮮からの渡来人?」をご覧ください。

また、武士が栄えた鎌倉時代は最も出っ歯率が高かった時代です。
その時代には、周りを見渡せば皆出っ歯だったので、もしかしたら出っ歯という概念すらなかったのでは!?

現代では減少傾向

現代での出っ歯率は減少傾向にあります。

江戸時代の中期頃から出っ歯は減少傾向にあり、文明開化を遂げた明治時代以降は、急激に減ってきているそうです。 さらに、近年では日本でも歯列矯正が盛んになりつつあるため、ますます著しい出っ歯は見られなくなりました。

しかし、黒色人種や白色人種と比較すると、まだまだ日本人は出っ歯が多いのも事実。
ステレオタイプの日本人像として、いまなお出っ歯+めがねというイメージが根付いているのでしょう。

出っ歯から生まれた言葉や商品

出刃包丁

魚をさばくことを主な用途とした和包丁は、一般的には出刃包丁と呼ばれています。

実はこの包丁を生み出した、堺の鍛冶職人が出っ歯だったというのです。 そこから「出歯包丁」と呼ばれていたものが、時の流れとともに「出刃包丁」となりました。

なかなかユニークな由来なんですね。

出歯亀

のぞき行為やのぞきを趣味とする男のことを意味する「出歯亀」という言葉。
この言葉も出っ歯が由来しています。

1908年のこと、悲惨な強姦殺人が発生しました。その犯人は「出歯の亀吉」こと池田亀太郎という人物でした。
出歯の亀吉は、日常から女湯ののぞき見を行っていたことから、そういう行為自体を出歯亀と呼ぶようになりました。

まさかの真実です。

出っ歯は治したほうがいい!?

近年は日本でも歯並びを気にする

日本はもともと歯並びについては寛容な国です。八重歯はチャームポイントの一つとして扱われることもあります。
※「歯並びの悪い日本人!八重歯は魅力的なんです」参照

しかし、近年では出っ歯人口もめっきり減ったことで、日本でも出っ歯であることを気にする風潮があります。
歯が出ていることにコンプレックスがある場合は、歯列矯正を行いましょう。

歯周病や虫歯になりやすい!?

出っ歯の人は、前歯が乾燥しがちになります。
そうすると、歯周病や虫歯になりやすいそうです。

予防のためにも歯列矯正は効果的です。

健康にも良くない!?

歯並びと、体の健康には、密接な関係があるとされています。
上あごと下あごの噛み合わせが悪いことで、頭痛や肩こり、めまいなどを引きおこすともいわれています。

原因不明の頭痛や肩こりなどに悩まされている方は、もしかすると歯並びの悪さからきているのかもしれません。

まとめ

日本人と出っ歯の関係についてご説明してきました。

歯並びの悪さは結構放置してしまいがちですが、気になる人は矯正するのもありだと思います。
もちろん出っ歯を個性だと捉え、そのままにするのも良いでしょう。

それでは、また!

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