現代日本では使用されない、かつての侍が使用していた武士言葉、武家言葉と呼ばれるものがあります。
普段の生活でそんな言葉を聞くのは、時代劇を観ている時や、冗談交じりの会話の中だけではないでしょうか。

今回はそんな武士言葉をいくつかご紹介していきます。
日本人ならなんとなく意味が分かるはず。外国人の方はこれを読んで勉強しましょう。

あえて日常で使ってみよう!武士言葉たち

かたじけない

まずは「かたじけない」です。現代風に訳すと「ありがとう」になります。
感謝の言葉を言われて嫌がる人はいないと思います。ありがとうは魔法の言葉ですから。

会社でも手伝ってくれた同僚に対し、学校でも協力してくれた友達に対し、「かたじけない」と言ってみましょう。

よきにはからえ

「よきにはからえ」は「後はあなたに任せる、思うように処理しておきなさい」という意味です。

もしも誰かに「よきにはからえ」と言われたら、「ありがたき幸せ」と返答するのがベターです。

これにて御免

「これにて御免」は「さようなら」です。

現代で使われる別れの挨拶「さようなら」は、「左様ならば、これにて御免」が短くなったものだそうです。
思わずへーっと思ってしまいますね。

解せぬ

「解せぬ」は「分からない」「理解できない」「納得しがたい」という意味で、不条理な出来事を前にして使用することが多い。

なんの前触れもなく、いきなり「解せぬ」とつぶやいてみましょう。

御意(ぎょい)

「御意」は目上の人に対する、同意や肯定を示す場合の返事です。
現代語に置き換えると、「はい、その通りでございます」といった感じでしょうか。

目上の人に同意を求められたら、とりあえず「御意」と返しておきましょう。

あいわかった、あいすまぬ

「あいわかった」は「分かった」。「あいすまぬ」は「申し訳ない」という意味です。

「あい」がなくても十分意味が伝わりますよね。
この「あい」は漢字にすると「相」となるそうですが、言葉の調子を整えたり、意味を強めるために付けているそうです。特に言葉としての意味は無いんだとか。

なにがし、それがし

なにがし、漢字にすると「何某」や「某」となります。意味は「だれそれ」や「どこそこ」などの不特定のモノを指す言葉。
人や場所、時が分からない時に使用します。現代でも(ぼう)という読み方で「某日、某所」といったりしますよね。

ちなみに「それがし」は、自分の事を指す言葉です。
「私は今日から~」という場合は、「某は今日から~」となるわけです。

それがしの漢字も、なにがしと同じ「某」となるため、文中だと紛らわしいですね。

面目ない

「面目ない」は、恥ずかしくて顔も向けられないことを表現する言葉です。
「重大な失敗を犯してしまい、面目ない」といったように使用します。

これは結構使いどころがありそうです。

大義であった

「大義であった」は、現代でいうところの「ご苦労様」です。
目上の人が目下のモノに発する言葉なので注意。

もし「大義であった」と言われた場合は、「ハハーッ」と言って土下座しとけば大丈夫。
後はその場の空気が処理してくれます。

拙者

「拙者」は自分のことを指す一人称表現です。
自分のことをへりくだる、控えめにいう時に使用したそうです。

日本語での一人称表現は、英語と比較してもたくさんあります。
こちらの「「私」「僕」「拙者」…こんなにも多い日本語の一人称表現」も併せてご覧ください。

お成り

「お成り」は将軍などの高貴な人に対し、「お出ましになる」という意味で使われます。
時代劇では「将軍様の、おな~り~」とよく言っていますよね。

現代においても、皇族に対して使用されることがあります。
とにかく、うんと身分の高い人にしか使いません。

もののふ

「もののふ」は武士を指す言葉です。

現代においては、女性5人組のアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のファンを指す言葉として浸透しています。

まとめ

日本の武士言葉を学んできました。
他にも武士言葉はたくさんありますので、またの機会にご紹介したいと思います。

早速明日から使ってみましょう
これにて御免!

This is a demo store for testing purposes — no orders shall be fulfilled. Dismiss