ギャラリー敏

常滑焼は、日本六古窯の一つとしても数えられており、非常に歴史のある陶器です。愛知県常滑市にある”ギャラリー敏”にて、常滑焼が生産される裏側に密着。

 

雰囲気のある店内

ギャラリー敏の店内は、オレンジ色の温かみのあるライトに照らされ、幻想的でどこか昔懐かしい、心落ち着く場所となっています。ここから数々の作品が誕生しています。

 

鉄分を多く含む土

常滑焼に使用する土は、鉄分を多く含んでいるのが特徴。常滑焼で有名な朱色の急須は、焼きあげた際に、陶土に含まれる鉄分が赤く発色することで、その色彩が表現されるのです。当工房では、1種類だけではなく、何種類もの土をブレンドして、焼きあがった際に理想の色となるように調整しています。

 

陶土の塊

中の空気を抜き、こね上げた陶土。もし中に空気が入っていると、気泡で穴が開いたり、ひび割れを起こしてしまいますので、しっかりこね上げなければなりません。

 

ろくろで成形

陶土をろくろで回し、水をつけた手で成形します。どんな形でも、形にできる技術を持っています。

中心に穴を開けて、中から広げていきます。力を入れすぎると形が崩れてしまうし、力を入れないと形にならない。広げて土が薄くなっていくと、当然その部分はもろくなるので、さらに繊細な作業が求められます。

 

成形の合間に

手には水をつけて作業しますので、うつわ等を作っていると、中に水が溜まります。そういった時にはスポンジを使用し、中の水分を吸収します。

 

作品を切り離す

こちらの道具は「しっぴき」と呼ばれるもの。成形が終わった陶土を、ろくろから切り離すために使う糸です。

 

完成

成形して、しっぴきを使って切り離したところ。陶土の固まりから、美しい壺が出来上がりました。時間にして、約2、3分。

 

感想が大事

成形が終わり次第、すぐに窯に入れて焼き上げるわけではありません。成形が終わったばかりの陶土は、水分を多く含んでいるため、それを1300度の窯の中に放り込めば、一気に膨張して爆発してしまうことがあります。それを防ぐ為にも、焦らず、ゆっくりと乾燥させていく必要があります。

しかし、一言に乾燥させるといっても、季節や天候に左右されるので、一筋縄ではいきません。乾かなくてもいけませんし、逆に乾燥しすぎてもだめです。絶妙なタイミングを見極めながら、ものづくりを進めていくのです。

 

新しいことへの挑戦

陶器からコケが生えて、草木が伸びている一風変わった作品。焼き物は基本的に、水分を保つことが無いため、コケが生えることはありません。こちらの作品は、コケが生えるほどの水分を保てるように、調整された常滑焼です。

 

職人の手

ギャラリー敏の職人、渡辺敏史さんの手。この手によって多くの素晴らしい作品が生み出されてきました。

 

普段使いにも常滑焼を

市場には大量生産の陶器が溢れています。しかし、職人の手によって真心込めて作られた器には、人々を魅了するだけの力があります。おもてなしの場だけではなく、普段使いにも特別な器を使用することで、普段の生活がより豊かになるのではないでしょうか。

 

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