古来より伝わる七つの宝

七宝(しっぽう)とは、金属の表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)をのせて焼きつけたものをさします。また“七宝”という名の由来は、仏教経典に登場する七つの宝物 「金・銀・瑠璃・蝦蛄・瑪瑙・真珠・玖瑰」であり、その“七宝”に匹敵するほど美しいことから、この名がつけられたと伝承されています。

日本が誇る伝統工芸品”尾張七宝”

七宝は世界各地にあり、世界最古の七宝はツタンカーメン王の時代に存在していたと云われています。中でも日本の尾張七宝は、他国にも類を見ない独自の美術工芸品にまで高め、1900年のパリ万国博覧会でも称賛を受け、その名を世界に轟かせました。

尾張七宝の特徴(有線と無線の違い)

有線七宝は、尾張七宝を代表する技法で、銅や銀でできた素地に墨で下絵を描きます。そして、下絵に沿って”銀線”と呼ばれる細い銀の帯を糊で植え付けます。

その後、ガラス質の釉薬を施し、何度も焼き上げ、研磨することで美しい艶を生み出すもので、非常に手間がかかる伝統技法なのです。反対に無線七宝は、銀線を立てずに、釉薬だけで模様を描いたもので、簡略化された技法です。

加藤七宝製作所 三代目 加藤芳朗

創業60年以上の歴史を持つ、尾張七宝窯元の三代目当主である加藤芳朗(よしろう)氏。

愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業後、25歳より家業である七宝の道へ入り、父の下で修業。日々七宝と向き合っている。

「真の美しさは、時がいくら流れようと変わる事がありません。しかし、”魅力あるモノ”とは、時代によって変化していくもの」と加藤氏は言う。尾張七宝の伝統技術を継承しつつ、現代の生活に相応しい新たな七宝の“カタチ”を探求し続けている。

加藤七宝製作所

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