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ーー陶芸を始めたきっかけを教えてください

ニューヨークへの留学を控えていたころ、日本の伝統文化に触れる機会を持つように心がけていました。

文楽や雅楽、狂言の鑑賞におもむく傍ら、陶芸教室にも通い始めて作陶の楽しさを知りました。渡米しパーソンスに入学後、専攻のグラフィックデザインのクラスの他に陶芸科のクラスも受講し、アメリカの自由な発想の陶芸文化に触れますます陶芸に魅了されました。

ーーものづくりをする上で一番意識していることはどのようなことでしょうか?

自分が欲しいと思うもの、自分の好きなものを楽しんで作るということです。なんとなく作るのではなく、作陶行為はいつでも刺激的なものであるように、ということを特に意識しています。

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ーー素材選びをする際にこだわっているところを教えてください

飾られ、特別なときにしか使わない器というのもロマンティックで素敵ですが、わたしが作りたいと思うのは日々使う器です。日々使う器は安全なものでなくてはなりません。食器に使用する釉薬には鉛など身体に害のある成分の入っていないものであることに注意しています。

ーー新しい作品を作る時のアイデアはどのようなところから得るのでしょうか?

アイデアはあらゆるところから得ています。料理や色からイメージを膨らませ形をデザインしていく場合もあれば、質感やラインなどもっと漠然としたイメージから作り上げていくこともあります。あるいは、デザインをスケッチしているときにどんどんアイデアが膨らんでいくこともあります。

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ーーブランド名の由来の由来を教えてください

わたしにはマデリンという名前の愛犬(相棒)がいます。ニックネームはマディ。英語で書くとMaddieなので、Muddy「泥んこの・泥だらけの」という同じような音を持つ単語とかけて「泥んこマディの製陶所」という意味のMuddy Maddie Potteryという 名前を工房に付けました。でも実際に泥んこになるのはマディではなくてわたしなのですが。

ーー職人Timesをご覧の皆様へ、メッセージをお願いします

わたしが作陶中に感じているわくわくした楽しい気持ちが、お使いいただく方々にも伝わり、手にするとそのわくわくを感じていただけるような器作りを目指しています。めまぐるしい日常生活の中で、それに触れるとなんだか楽しい気分になれる、そういうものを作っていきたいと考えています。

プロフィール

増田展子 -MASUDA NOBUKO-

日本大学芸術学部卒業後、ニューヨークのパーソンズ美術大学にてグラフックデザインを学ぶ。卒業後、帰国。岡本立世塾長のもと陶芸指導プロ養成塾にて陶芸の基本技術から日本の伝統技法までを学ぶ。卒業後現在に至る。