紋章を司る伝統工芸品

名古屋黒紋付染(なごやくろもんつきぞめ)とは、経済産業大臣指定の伝統的工芸品であり、伝統の紋付と染色技法を指します。紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)が代表的ですが、着物や浴衣など、さまざまな物にその伝統技術が応用されている。特徴として”艶のある美しい黒”と”堅牢さ”があげられる。

“浸染”と”引染”

染色方法には浸染と引染の二種類があります。浸染では、型紙を紋当金網で固定し、高温の染液に浸して時間をかけて染めていきます。すると、紋の部分は染料がにじむことがないため、白く残ります。その白く残った紋の部分に、絵師が墨を入れて仕上げます。引染では、布を広げて刷毛で染液を引いて染める、友禅に近い技法です。

着物は日本の伝統文化

紋付羽織袴といえば、昔から日本人の正装であり、冠婚葬祭には欠かせない着物でした。現在では見かけることが少なくなりましたが、日本人の最高位礼装であることは今も変わることはありません。ちなみに、紋付袴には一つ紋、三つ紋、五つ紋があり、数が増えるほど格式が高くなります。そのため、結婚式や喪服で使う場合は五つ紋が相応しいといえます。

武田染工 伝統工芸士 武田和也

中京大学経営学部経営学科を卒業後、家業である名古屋黒紋付染の世界に入り、武田染工の二代目として活躍する武田和也氏。

伝統工芸士である父の下で、染色技術を磨き、平成21年には自身も伝統工芸士として認定を受ける。

「どんなものでも、お客さんが求める色で染め、一点一点まごころを込めて仕上げる。」と武田氏は言う。黒紋付染をただ創るだけではなく、着物の普及活動や、若者向け商品の開発など、日々挑戦を続けている。

竹田染工

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