現代において、私たちの生活になくてはならない「ガラス」。その歴史は古く、キリストが誕生するよりもはるか昔、紀元前4000年ごろが、ガラス製作の始まりとも言われています。

そして、その長い歴史の中で、さまざまな加工技術が編み出され、多くの工芸が生まれてきました。

今回はガラスを利用した工芸を一部ではありますが、ご紹介していきたいと思います。

さまざまなガラス工芸たち

江戸切子

ガラスの表面にあたる光の反射が美しい切子細工。江戸切子とは、その名の通り江戸時代に現在の東京で始まりました。

カットグラスの技法を用いて、表面に色のついたガラスの表面部分を削っていくことで、繊細な模様を施していきます。今では色のついたガラスに加工するのが一般的ですが、もともとは透明なガラスに細工を施していたのが始まりだそうです。

ちなみに、切子というともう一つ、江戸切子ほど有名ではないかもしれませんが、薩摩切子があります。薩摩切子はその歴史の中で、技術の継承ができず、一度は絶えてしまった工芸ですが、近年多くの方の努力と知恵によって、薩摩切子を復刻させることに成功したようです。

切子細工について、職人Timesでも松島舞さんをご紹介しています。

ステンドグラス

ステンドグラスは昔ながらの日本の工芸品ではなく、西洋から伝わったものです。

明治時代にヨーロッパ風の建築技術が広まり、それとともに日本でもステンドグラスを作る職人が現れるようになりました。昔ながらの日本の和風建築物に、あのきらびやかなステンドグラスがはめられていたらちょっとおかしいですよね。

現代でもその荘厳な美しさから、多くの人を魅了しています。職人Timesでも西村綾子さんをご紹介していますが、西村さんの場合、西洋のステンドグラスを日本の建築にも合うようにと、さまざまな工夫をされています。

ガラスとガラスのつなぎ目の色だったり、対象とするモチーフだったり。やはり西洋の工芸を日本に持ち込む際には、ある程度日本人の感覚に合うように、工夫が必要になります。

とんぼ玉

とんぼ玉とは穴の開いたガラス玉のことですが、その様子がとんぼの眼に見えることから、”とんぼ玉”という名前がついたそうです。

もともとは海外から伝えられた工芸で、その美しさから、一時は日本でも宗教的な装飾に使用されていたようです。

古来日本の勾玉(まがたま)と言ったところでしょうか。

サンドブラスト

表面にすごい勢いで砂のように細かい粒子の研磨材を吹き付けることで、模様を描いていくのがサンドブラストです。

砂が吹きかかった部分は表面が傷つくことで色味が変わりますので、色味を変えたくない部分には保護シールのようなものを貼っておきます。すると、最終的に保護シールを外すと、砂が吹きかかった部分とのコントラストで模様が浮かび上がる。

と簡単に言いますが、サンドブラスト工芸を職業としている作り手は、もっと複雑で精密な仕事をしています。

ビー玉

皆さんおなじみのビー玉。おはじきなどと一緒に小さいころによく遊んだという方も多いのではないでしょうか。

ビー玉という名前の由来には諸説あるようで、瓶ラムネの中に入れるガラス玉は精度の高い球体である必要があり、その規格に合格しなかった質の悪い球をラムネ瓶に使われたA玉に対し、B玉と呼ぶようになったとか。

他の説では、ポルトガル語では「ビードロ」という単語がガラスの意味で使われ、「ビードロ玉」を省略して「ビー玉」になったとか。

ビー玉には日本各地でいろんな遊び方があるようですので、気になる方は、調べてみてください。

最後に

古来より人々に愛されてきたガラスは、建築にも装飾にも使われてきました。ガラスという一つの素材が、こんなにもさまざまな工芸品に形を変えるということが面白いですね。

最後の最後に

当ブログページを最後までお読みいただきありがとうございました。

もし職人による質の高いオーダーメイド品を作りたいという方がいれば、職人オーダーもご覧いただけますと嬉しく思います。

This is a demo store for testing purposes — no orders shall be fulfilled. Dismiss