切子ガラスは、いわゆるカットグラスの技法を用い、ガラスの表面に装飾を施したガラスの事です。古くから日本に伝わる伝統工芸として、江戸切子や、薩摩切子はとくに海外でも注目を集めています。 切子は職人がひとつひとつ丁寧に紋を刻み込んでゆくものですから、サンドブラストとはまったくの別物。職人の技が生み出す、優れた日本の伝統工芸なのです。

兵庫県で切子ガラス作家として活動している松島舞さん。大学時代は窯業を学び、ふとしたきっかけで出会った切子の魅力にとりつかれ、そこから切子ガラス作家への道がスタート。切子を学ぶために、大阪市立クラフトパークへ通い、その後は切子ガラス研究所へ入門。
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着実に切子ガラスの技術を身につけ、一人の切子ガラス作家として独立。富士山や魚群の切子など、切子の新しい形で見る人を楽しませてくれる。またガラスという素材に囚われることなく、漆とガラスの組み合わせを試作したり、新しい挑戦も積極的に行っている。
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切子ガラスは飲み物のグラスとして愛用されることが多いですが、やはり特別なグラスで飲むと非常に美味しいんです。切子が持つ神秘的な雰囲気が、料理や飲み物にも作用しているのだと思います。見た目も涼しげなので、冷酒や冷茶にもぴったり。食事を楽しみながら、器も楽しむことができる。これは切子の最大の魅力ではないでしょうか。

切子ガラスは職人がひとつひとつ丁寧に、培った技術を駆使し、紋や柄を刻み込んでゆくため、非常に手間もかかり、決して安いものではありません。また安いものがあったとしても、それは外国で作られた粗悪なものであることも多いです。そんな中で、国産の手作りでありながら、より多くの方に切子を知ってもらいたいという職人の願いから、他と比較しても、非常に手頃な価格設定を実現しました。