nagomi*zu 製作現場

北海道の雄大な自然に囲まれた工房「nagomi*zu」。工房から一歩外へ出ればご覧の通りの大自然が広がっています。そんなnagomi*zuさんのものづくりの裏側を見学してみましょう。

 

工房の様子

こちらは何かというと、カップやお茶碗をひくために、サイズを測るための道具なんです。通称「トンボ」って言います。陶芸家で器を作られる方は、大抵持っているもので、各々が自作している場合がほとんど。同じ器を作るときに、このトンボをあてて、深さや幅を計測するんです。水戸さんのところでは、大体30種類くらいあるそうです。

 

工房の中では、水戸さんがろくろを回しています。今作っているのは、マグカップ。水戸さんは愛知の赤津の土と、滋賀の信楽の土を、独自にブレンドして使用しているそうです。この土が、作品の特長でもある、アンティーク調の質感を出すために必要なんです。

 

作品は、成形された後、カラカラになるまでしっかりと乾燥させていきます。水分が残っていると、焼きあげる際に、爆発してしまう事もあるそうです!

 

季節によっては、写真の様に外で乾燥させる場合もあります。北海道という土地柄、雪が多いため、家の中で乾燥させることのほうが多いのだそうです。そのため、冬には薪ストーブを焚いて、乾燥させているそう。ちなみにお皿の上に乗っているお花は、北海道を代表する花「ライラック」です。美しい。

 

素焼きをすると、このようにアイボリー色に。土の質感が写真からも伝わってきますね。ここから釉をつけて、さらに仕上げていきます。

 

釉掛けの準備作業。こうしてアンティーク調が作られていくんですね。

釉掛をした後、スポンジで剥がして、あえて粗さを出しています。

お皿は錆を出すためにテクスチャをつけたり、レースをつけたり。こうした細かな仕掛けからも、こだわりが感じられますね! そうして焼き上げると……。

 

完成。このアンティークな質感はこうして生まれていたんですね。水戸さんの取材を通じて、また陶芸の奥深さに触れたような気がします。ぜひ、おうちカフェで使いたくなりますね!